■今年もニトロプラスの精鋭が日本一を目指す!「ドミニオン」日本選手権レポート(2012年7月30日) 7月14-15日の2日間にわたり、板橋にて「ドミニオン」の日本選手権が行なわれた。 本選を前に緊張気味の二人。(左:さとゆうさん 右:下倉バイオさん) ※記事内ではドミニオンのゲーム内容に基づく記述が多くなっています。ドミニオンのルールについては、こちらをご参照ください。 ドミニオン日本選手権の概要1日目・予選
2日目・本戦
●本戦のバトルを前に…… 予選を10位という好成績で通過してきたさとゆうさん。本戦の朝、開口一番「実力通りの成績です!」と笑いつつ、「インタラクション(対戦相手に干渉するアタックカードなどのこと)は全部無視して、攻撃をくらいながらも“俺は俺の道を行く!”とブレなかったのがよかったですね」とのこと。 ●1回戦目(各回戦での使用サプライは こちら)下倉さんは、「巾着切り」があまり買われない平和な卓で、「見張り」による圧縮から「漁村」+「書庫」コンボで手札を増やし、「手先」の技をもからめたきれいなデッキを構築し、みごと1位を獲得。 ゲーム終了時の下倉さんのデッキ さとゆうさんは対称的に「巾着切り」が飛び交う危険な卓で、「商船」と「書庫」1枚ずつくらいしか入っていない超お金偏重デッキを作り、細かく得点を稼いで2位。これが同じサプライによるゲームなのだろうか?と不思議に思うほど、雰囲気の異なる展開を見せた。 ●2回戦目 拡張セット「錬金術」のカードを取り入れたサプライだが、下倉さんはあえて「錬金術」方面に行かず「男爵」ビートで早めの勝負をしかけ、「錬金術」使いに追い上げをかけられるも、2位で逃げ切った。 ●3回戦目 強力なアタックカード「ならず者」が場を掌握し、延長戦続出のゲームとなった。 なおこのサプライには、「ならず者」で購入を増やして「銅貨」をたくさん買い、それらを手札に残しておいた「望楼」で即座に廃棄する、という裏技が存在する。去年の日本選手権準優勝のretletさんはこれをフル活用し、117点という驚異的な高得点を獲得した。 勝利点トークン(左上)が足りなくなるほどだった ●4回戦目 下倉さんは「地下貯蔵庫」で手札を調整しつつ「移動動物園」を使い「豊穣の角笛」でまとめるきれいな流れを作り上げ、2位。 re_neさん(左)、retletさん(右)と同卓するさとゆうさん retletさんが山札を引き切って「豊穣の角笛」を回す圧倒的なデッキをほぼ作り上げたが、そこへ「祝祭」と「再建」でシンプルに展開していたさとゆうさんの「泥棒」がクリーンヒットし、「豊穣の角笛」を奪うという劇的な展開に! ●5回戦目 どちらも、強豪だらけの中でここまで大健闘してきており、ここで1位を取れればベスト8に進出できるかも……という状況。 ●戦い終えての感想下倉バイオ「去年に比べて、さらにプレイヤー層が厚くなってきた感じがしますね。僕は反省点も多くて、まだまだです。去年22位だったのに、今年は31位になっちゃいました。来年はもっとがんばって、10位台くらいにはなりたいです」さとゆう「29位でした。いやあ、戦術の研究が進んでて、僕らも毎日遊んでても追いつけないですね。あと、最終戦で強いけど普段はあんまりやらないような戦術を、ちょっとやってみようと思ってやったんだけど、“ちょっとやってみる”って場じゃなかった。最後だけ自分のやり方を貫けなかったのが敗因です」 しかし、勝ちきれなかった理由はそれだけではないようで、「やっぱり明日のことが気になっちゃって、特に最終戦は気もそぞろだったんですよね」とのこと。 というのも、この日の翌日は「ニトロプラスカードマスターズ」の銀河一決定戦が秋葉原で開催されることになっており、「たぶん今日出場してる人たちも、明日のための肩慣らしだと思いますよ(笑)」とのこと。 そう、銀河をめざす「ニトロプラスカードマスターズ」勢にとっては、日本選手権など前哨戦にすぎないのだ。その銀河一決定戦の様子は、次回の記事にて掲載! ほかのボードゲームも面白そう!今回「ドミニオン」日本選手権は、「ホビージャパンゲームフェスティバル」の中で行なわれ、ほかのゲームの日本選手権も併催されていた。たまには毛色の違うこういったボードゲームもいかが? ○ディクシットカードの美しいイラストが特徴で、親が出したカードがどれかを当てるゲーム。100分にもわたるハードな決勝戦を制した優勝者川上さんは、「勝因はすべてのカードを覚えていたことです!」 頭脳よりも感性のゲームなので、小さな子の参加も 優勝して賞品の「飛び出す絵本」を獲得した川上さん(中央) ○7Wonderぐるぐる回るカードを1枚ずつ選んで使いながら、世界の七不思議を建築するゲーム。優勝したソエダさんは関西からこのために4人の仲間と上京したそうで、「チームプレイが冴えました」と勝因を語った。 整然とカードが並ぶ盤面が美しい 優勝賞品は「7Wonder」にちなみ、「7&i」の商品券 ○ビブリオス得点サイコロを集めるため、5種類のカードを競り合うゲーム。予選3回戦と決勝戦ですべて1位を獲得し圧勝したエーツーさんは「写本を集める」というテーマに合わせた賞品の電子書籍リーダーをゲット。 要素が少なくシンプルなのに面白いと評判の「ビブリオス」 エーツーさんに勝因を聞くと「日ごろの行いです」 ○髑髏と薔薇こちらは選手権ではないものの、「髑髏と薔薇」を12人という大人数で実施。笑いが絶えないテーブルとなっていた。 「髑髏と薔薇」はルールが単純で人柄が現れる人気のブラフゲーム ●決勝進出の猛者は さて、「ドミニオン」最高峰の戦いに戻ろう。 決勝のテーブルを観客が取り囲む 誰かが2勝すれば優勝が決まるというルールで、まず田中さんと三津家さんがそれぞれ1勝して王手をかける。 最近のセットを知らないとのことで、始まる前にカードを読んでいたにもかかわらず、 終了時の三津家さんのデッキ ベスト4のメンバー。左から4位retletさん、1位三津家さん、2位田中さん、3位夕凪さん。 優勝者コメント三津家和彦 ――おめでとうございます。昨日の予選はいかがでしたか? 次回、「銀河一決定戦」レポートもお楽しみに! |
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